プジョー106に一目惚れして近くのいわゆる外車ディーラーへ出向いて,「106が日本発売になったらすぐに教えてね.絶対買うから.」 なんてお願いをしたのに,106は一向に日本に導入されませんでした.
そしたら,そのディーラーのセールス氏から 「プジョー106が正規輸入されるまでコレ乗ってたら,中身は似たようなものだから」と言われてそれこそ“つなぎ”のつもりで中古で買ったんです.
ところが,これが実際に乗って・使ってみると目から鱗って感じで,長距離が全然疲れない,安定性も高い,乗心地の良さ,シートの良さ,さらに荷室も大きく小物入れも多くて使い勝手がとても良い,(飛ばしても)良好な燃費で,スタイリングも洗練されていて,ほんとに感心してしまいました.
しかも,乗り心地なんかまた~りとしていて金属バネなのにどことなくハイドロっぽいし,1本スポークのハンドルの形だけでなくセンタリングがやや強いステアフィールもどことなくセルフセンタリングっぽいです.プジョーとは明らかに違うテイストでちゃんとシトロエンらしく躾けられているところに,さらに感心してしまいました.そういう意味では,GTやGTiよりTRSの方がシトロエンっぽくて好きです.今でももう一度乗ってみたいクルマです.
1992~1994年の1年7ヶ月間で1.2万km乗って,会社の同僚のミツグ君に譲りました.